やってはいけない指導方法

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最近、指導者による体罰や、上司からのパワハラなどの報道を耳にする事が多いのではないでしょうか?

指導者の良し悪しによって、部下や生徒が病気になったり、自分に自信が持てないなど、その後の人生を大きく左右しかねない重要なポイントになってきます。

そして、指導される側も指導者から言われた事は絶対で、期待に応えないといけないといった思考になりがちで、その指導が間違ったものでも気づかずに、必死にしがみつくといった状態に陥ります。

まずは、間違った指導方法がどのようなものか気づき、指導される側はそれに対して関わり方を変えていく事、指導者は自分の指導法を見直していく事が大切です。

今回は、ついついやってしまいがちな指導方法をご紹介します。

やってはいけない指導方法

  • 自分が教えられた事をそのまま部下や生徒に指導する

まず1つ目は、自分が教えられた事をそのまま教えるというやり方です。

「自分は先生から教えられた事しか教えないから!」

「自分は昔、上司から厳しく指導してもらったおかげで今のポジションにいて、本当はやりたくないけどお前の事を想って、自分の時と同じように厳しく指導するから」

皆さんもこんな言葉を言われたり、聞いた事があると思います。

自分に教えてもらった事を、そのまま伝える事は一見理にかなったことのように思えますが、教えられた時と自分が教える立場になった時では当然時代が違うので、当時では当たり前であった事が今では非常識という事があります。

時代の流れが早くなってきているこのご時世で、昔と全く同じ指導を行う事自体、ほとんどの場合時代遅れで、その指導者はその時から全く成長していない事になりますので要注意です。

  • 自分の持っている知識をひたすら喋る

2つ目は、自分の持っている知識をひたすら喋る事です。

指導者は、部下や生徒の理解度など状況を把握してながら指導していかなくてはなりません。

例えば、基礎的な知識がきちんと備わっていない状態で、いきなり応用などを教えたりすると理解できないのは当然の事ですよね。

教える側としては、ついついあれもこれもと喋りたくなるのは良くわかりますが、じっと堪えて理解度などを見ながら段階的に教えていく必要があります。

また、相手に考える隙を与えない指導法、簡単に言うとすぐに正解を言ってしまうやり方も要注意です。

この習慣がついてしまうと、考えなくてもすぐに正解を言ってもらえるといった受け身の姿勢になり、最悪の場合指示待ち人間になりかねません。

すぐに正解を言うのは、仕事をすぐに覚える面ではいいのかもしれませんが、長い目で見るとこう言った弊害がある事を忘れないようにしましょう。

  • 自分の感情にまかせて指導する

3つ目は、自分の感情にまかせて指導する事です。

3つの中で、これは1番やってはいけない指導です。

感情にまかせて行う指導は、相手の心を傷つけるだけではなく、周りの雰囲気を壊すといったマイナスしか生み出しません。

怒る事で統制が取れるといった間違った思い込みをされる方も多いですが、今の時代怒ったところで忠誠心が上がる訳でもないし、逆に周りを萎縮させ生産性が著しく低下してしまいます。

怒れば怒るほど、自分の指導力の無さを周囲に露呈するだけではなく、チーム全体の雰囲気や生産性を低下させる大きな要因となりますので、絶対にやめましょう。

まとめ

今回やってはいけない指導法を3つ紹介しましたが、指導者も指導される側も成長できる指導法とは、今回紹介した事の逆を行えば自ずといい指導に繋がります。

  • ❌自分が教えられた事をそのまま教える
  • ⭕️自分の教えられた事や経験を踏まえて、さらにブラッシュアップした内容を教える

自分の教えられた事や経験を踏まえて、こういう教え方ならもっとわかりやすい等の試行錯誤を行う事で後の指導にも役立てる事ができ、より内容の濃い指導ができます。

  • ❌自分の持っている知識をひたすら喋る
  • ⭕️理解度を把握しつつ、すぐに正解を教えず相手に考えさせる

自分の言いたいことをひたすら喋るのではなく、相手の理解度を見ながら考えさせる指導を行なっていけば、時間はかかっても自分で物事を考える事ができます。

  • ❌自分の感情にまかせて指導する
  • ⭕️自分の感情をコントロールする

これは言うまでもなく、自分の感情をコントロールできないといい指導はできません。

指導者も人間なのでイライラする事や声を荒げそうになる時もありますが、感情のコントロールで印象や成果が大きく変わってきますので、感情のコントロールに課題があると感じておられる方は以下の書籍を参考にするといいと思います。

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感想(4件)

どちらにも共通するのが相手を思いやる事、そして指導者がより良い指導に向けて努力しているかという事です。

この点を踏まえて指導していけば、自ずといい指導ができ、不幸な結果になる部下や生徒が1人でも減るようにしていかなければなりません。