ホルンが上手くなる基礎練を紹介します【構え方、ロングトーン】【吹き方】

吹奏楽
ホルン

上手くなるためには基礎練が大事!

それは分かっているけど、イマイチやる気にならない。

やらされ感が強くイヤイヤやっている。

基礎練のイメージというと、地味な練習で長時間やるといったイメージを持たれがちで、自分も中高生の頃はつまらないと感じながらも、これをしないと上手くならないからとりあえずやっている、といった感じでした。

だるいとかめんどくさいとか、そんな意識で練習してもある程度は上達しますが、一定のレベルに達すると頭打ちしてしまいます。

基礎練のイメージ

・地味ですぐ飽きる

・単純な練習で面白くない

・上手くなっているかよくわからない

毎日行う練習ですので、マイナスな気持ちでいつも取組むのと、プラスの気持ちで取組むとでは、その後の成果に大きく影響してしまいます。

基礎練に対するイメージをプラスに変えて、練習の効果を高めることで充実感や喜びに繋げていきましょう!

それでは基礎練と併せて、まずは基礎練の前にホルンの構え方をご紹介したいと思います。

ホルンの構え方

まず、基礎練を行う前にホルンの構え方がとても重要になってきます。

構え方の注意点として、今回は2点紹介します。

  • 脇が締まらないようにする

まず一つ目は、脇が締まらないようにするという事です。

実際に脇が締まらないようにゆったり構えるのと、脇を閉める構え方を交互にやってみると違いがよく分かると思います。

脇を締めて吹くと、体に余計な力みが生まれてブレスが十分取れなかったりするといった弊害も出できます。

先生から力んでいる等の指摘がある方は、脇が締まっていないか確認しましょう。

  • ベルが体の多くに当たらないようにする

ベルが体の多くに当たっていると音がモコモコしてしまい、上手く音を響かせる事ができません。

自分の音を響かせるためには、なるべくベルを体や手で塞がないようにしましょう。

また右手の入れ方も、あまり奥に入れすぎず、音の通り道をなるべく塞がない様な手の入れ方がいいと思います。

当然曲によって求められる音色が変わってくるので、決まった手の入れ方があるとは言えませんが、暗めの音であれば手を入れ気味にし、明るめの音であれば手をあまり入れないようにしてみると違いがわかると思います。

構え方のポイント

・脇が締まらないようゆったり構える

・ベル(音の通り道)が体の多くに当たらないようにする

上手くなる基礎練の方法

楽譜

次は上手くなる基礎練の方法という事で、ロングトーンについて紹介します。

皆さんはロングトーンを行う際、何を意識してロングトーンを行っていますか?

特に何も・・・

と感じている方が大半ですよね(笑)

ロングトーンは基礎中の基礎で上手くなるためには必要なことと分かっているけど、変化がなくて辛い・・イマイチ効果が出ない・・地味・・というイメージを持たれている方も多いと思います。

そんなマイナスイメージも、少しだけ目線や練習方法を変えてみると気持ちが前向きになり、いつもと違った成果が得られ、これを継続することによって効果がさらにアップします。

それではロングトーンのバリエーションとして何点かご紹介します。

  • 1小節ずつ増やす

初めは1小節から開始し、次は2小節といったように1小節ずつ増やしていく練習です。

この時に注意してほしいのが、途中で息を吸わないという事です。

小節が増えるという事は当然吹く時間が長くなってくるので、自分の吹きやすい音量で尚且つ途中で息を吸わないように注意しながら練習しましょう。

この練習はブレスコントロールの練習にもなり、ブレスまでの間隔が長くなり、それによってフレーズがより音楽的になるといったメリットがあります。

  • 音量を変えて吹く

ロングトーンを行う時はだいたいmfくらいの音量で行っていると思いますが、これをfやppで吹いてみるとダイナミクスの拡大に繋がります。

その時に音量や音色などに注意しながら練習すると自分の新しい課題や気づきが得られ、上達に繋がる一歩となりますので、その点も注意しながら練習しましょう!

  • いろんなところに意識を向けてみる

ロングトーンの練習は、何も意識せずただ漫然と行なっているだけでは、効率的な練習とは言えず逆に時間の無駄になりかねません。

限られた時間の中で、効率的に練習を行う意味でもいろんなところに意識を向けながら練習する事は上達の大きなポイントとなってきます。

では、どのようなところに意識を向ければ良いのかをご紹介します。

  1. 音の立ち上がり(はっきりor柔らかく)
  2. 音の響き(明るくor暗く)
  3. 口の中の形(狭くor広く)
  4. 音の終わり方(減衰or増幅)

意識する点は、他にもたくさんありますが、以上の点を意識するかしないかで練習の質も変わり、上達の差が大きく出てきますので、ぜひ試してみてください。

ロングトーン時のポイント

1小節ずつ増やしながら吹く

音量を変えて吹く

いろんなところに意識を向ける

まとめ

練習は、ただ時間をかければいいと言う物ではありません。

基礎練一つでも、考え方や練習方法を変えるだけでいつもの練習がさらに質の高いものになり、それによって吹けなかった所や苦手な所が吹けるようになってきます。

構え方のポイント

脇が締まらないようにする

ベル(音の通り道)が体の多くに当たらないようにする

ロングトーン時のポイント

1小節ずつ増やしながら吹く

音量を変えて吹く

いろんなところに意識を向ける

以上の事を意識し継続して取り組めば、必ず成果が出てきます。

基礎的なレベルがアップすれば、曲を演奏した際に自分で驚くほど基礎練での成果が出てくるようになります。

基礎練は地味な練習ですが、楽器を演奏するにあたって一番土台となる部分ですので決して疎かにせず、取り組んでいただきたいと思います。

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