みなさんは、演奏中の緊張・震えに対してどんなイメージをお持ちですか?
緊張する自分は弱い・・かっこ悪い
緊張してるといい演奏ができない
緊張や震えがくると過去のトラウマが蘇る・・
このようなイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか。
はっきり言うと緊張や震えは決して悪いものではありません!
意識の向け方によっては、自分の実力を引き出してくれる強い味方になってくれます。
緊張や震えで悩んでいる方にとっては信じられないことかもしれませんが、
実際に私自身も演奏会の本番などで人一倍緊張するタイプで、緊張によって練習ではいつも吹けてた所を間違えたり、音が震えたり、最悪の場合音が全く出ないという事もありました。
当時は、緊張する事に対して、いつも通りに吹けないとか、自分の心が弱いから緊張してしまうんだと、マイナスなイメージしかありませんでした。
なので本番中に緊張したら、どうにかして緊張を消したい!全く緊張しないためにどうしたらいいんだろう?などと日々考えていました。
そんな事を考えても、相変わらず本番中は緊張するし、音が震えて上手く吹けないという負の連鎖が続いており、このままでは楽器を楽しく吹く事ができないと感じ、本などで勉強して緊張に対する考え方を変える事にしました。
その結果、相変わらず本番中は以前と同じくらい緊張するけど、緊張に対して負のイメージはなくなり、少しミスをしても最終的には自分の納得いく演奏が出来るし、演奏技術も上達したと感じています。
緊張は決して悪い物ではなく、逆に良いことだと知っていただき、緊張や震えを味方につけて納得のいく演奏ができるよう自分を目指していきましょう!
・緊張することが怖い
・緊張が良いことだと思えない
・緊張して普段どおりの成果が出ず、自分を責めたことがある
緊張した時に起こる現象
緊張した時に起こる現象として、自分が主に経験した事を少し紹介したいと思います。
息が浅くなる
本番中に、いつもブレスしない所でブレスしてしまい、その時に思ったより息が吸えず焦ってさらに吸うけど、それでも全然吸えなくてさらに焦って演奏に支障が出る。
ソロなど大事な所で音が震える
目立つ所やソロなどで音が震える事は、多くの人が経験している事だと思います。
ソロになった途端、音が震えてきて震えを何とかして消そうと思っても全然消せず、いつも上手く吹けていたところが全然吹けなくなる。
ネガティブになる
ソロなどミスしたらどうしよう?とかネガティブな事を演奏中に考えてしまい、余計な事を考えすぎて結局上手くいかない。
緊張という中にも、分類すればいろいろな現象がありますが、緊張=悪い物という考え方のままでは、いつまで経っても緊張を克服することはできません。
むしろ緊張とは、自分のパフォーマンスを最大限に引き出してくれる為に必要なこと、「緊張=良いこと」と言うような意識に変えていかなければなりません。
・緊張は自分のパフォーマンスを最大限に引き出してくれるもの
・緊張=良いこと
緊張・震えと向き合い味方につける方法
緊張している自分を受け止める
緊張した時の対処法について、まず大前提として緊張は決して悪い事ではない、「緊張=良いこと」という事を忘れないでください。
緊張するという事は、集中力が高まっている状態であり、普段以上の力が発揮できるといったいい面があります。
緊張している時は、「自分は今緊張している」と今の状況を素直に受け止める事が大切です。
緊張している状況を無理やり否定して、緊張してはいけないなどと考えて必死になった時、その後の結果はどうなっていくのかは自ずとわかりますね。
息を吐くことをいつも以上に意識する
緊張した時は、いつも以上に息が吐けていない事が多いです。
普段たくさん吸う事は意識していても、息を吐く事に関してはあまり気にしていない方も多いのではないでしょうか?
息が吐けていない状況で、息をたくさん吸おうとすると、すぐに容量オーバーとなり息が吸えなくなります。
本番などで緊張している時は、自分が思っている以上に息が吐けていない事が多いので、まず息をたくさん吐く事を意識してみてください。
そうすれば、自ずと息も吸えるし、緊張で音が震える事も少なくなると思います。
自分を信じる
自分を信じる事は、いい演奏をするにあたって大切な事です。
ミスするかもしれないといったネガティブな感情になると、必ずといっていいほどミスをします。
今まで練習してきた自分に自信を持って、たとえミスをしてもこれが自分らしい演奏なんだと認めてあげるようにしてください。
そうすれば、自分なりに納得いく演奏ができるし、反省点があったとしても必ず次に繋がってくると思います。
・緊張している自分を受け止める
・息を吐くことをいつも以上に意識する
・自分を信じる
緊張や震えは捉え方次第で強い味方に!
以前は緊張している自分が本当に嫌いで、他の人を見るとなんで自分はこんなにダメなんだろう?という感じで劣等感の塊でした。
緊張を受け止めれるようになってからは、これが自分らしい演奏なんだと自分を認める事ができ、以前より演奏する事が楽しくなり、自分の中で納得のいく演奏が多くなりました。
緊張は決して悪い事ではなく、「緊張=良いこと」というのを理解し、自分の中で受け止める事ができれば緊張をプラスに変える事ができ、どんな演奏ができるのかワクワクしながら演奏ができると思います。
最後に私が緊張を味方につけるきっかけになった本をご紹介しますので、ぜひ見てください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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